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オムツン

第28章 二十八枚目

「ああ、そうだ。今夜は新規の女の子の面接をするんだけど、ケンちゃんも一緒にどう?」

カズ君は私をケンちゃんと呼ぶ。

私は面接から携わったことがなかったし、興味はあった。

「店でするの?」

「いや、とりあえずここで。全く未経験らしいし、いきなり店にこさせるのも抵抗があるかと思って」

「なるほど…どんな人なの?」

「30半ばの主婦だって。」

妻と同じだ。

「…へ~…家大丈夫なのかな…」

「昼の部に入りたいらしいけど、今夜は面接のために女子会とか何とか言って出てくるらしいよ」

…女子会で家を抜け出して…か。

嫌な予感がする。

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