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オムツン

第8章 八枚目

私は店に足を踏み入れた。

彼女は私には視線を向けず、グラスを見詰めていた。

私は緊張していた。

ドアが後ろで閉まる。

カランッと鳴る。

店内はやや控え目な照明。

カウンター席は10席ほど。

奥のスペースにボックス席。

こじんまりした、落ち着いた店だ。

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