
「 先生 × 生徒 」
第8章 放課後の教室
言われた通りにやり、慎くんの興奮は収まった。
まだ一緒になるのは早いよね……。
「 ごめんな、帰り遅くなっちまって 」
慎くんは慌てて下着とズボンを上げて履いた。
「 ううん、大丈夫 」
私も制服を着た。
カバンからiPhoneを取り出して時間を見るとすっかり夜だった。
そんなに長く居たのか…。
「 送ってくで、昇降口で待っててな 」
絶対送ってくから、と言い部屋を出た。
お母さんからLINEがきていた。
【 いつ帰ってくる? 】
きっと夜ご飯のことだろう。
いや、心配してるのか。
いや、心配しないよね、うちのお母さんは。
