金魚鉢の金魚ー夫婦の在り方ー
第3章 夫婦の在り方
「帰る前に新しいマグカップとお茶碗買わないとなぁ……」
「うっ……。ご、ごめんなさい。あ、あとさ、やっぱり私、もっかい金魚飼いたいな。赤い琉金と出目金」
「ん。今度は、二人でもっと色々調べて、あの二匹の分まで長生きさせような」
「そうだね」
こんなに翔ちゃんと話したのはいつぶりだろう。お互い、自分のことばかりで大切なことを忘れていたみたい。そして、私は自分から金魚鉢に閉じ籠もっていたんだね。
今回のことで学んだこと。喧嘩してもいいから言いたいことはちゃんと伝えないとわからないということ。不満ばかりじゃなくて、感謝も忘れてはいけないこと。
ボタンが掛け違えたなら、何度だって掛け直したらいい。
だって私達は一人じゃない。夫婦なのだから――。
Fin.
「うっ……。ご、ごめんなさい。あ、あとさ、やっぱり私、もっかい金魚飼いたいな。赤い琉金と出目金」
「ん。今度は、二人でもっと色々調べて、あの二匹の分まで長生きさせような」
「そうだね」
こんなに翔ちゃんと話したのはいつぶりだろう。お互い、自分のことばかりで大切なことを忘れていたみたい。そして、私は自分から金魚鉢に閉じ籠もっていたんだね。
今回のことで学んだこと。喧嘩してもいいから言いたいことはちゃんと伝えないとわからないということ。不満ばかりじゃなくて、感謝も忘れてはいけないこと。
ボタンが掛け違えたなら、何度だって掛け直したらいい。
だって私達は一人じゃない。夫婦なのだから――。
Fin.