WESTはうす
第2章 王子様は頑固者
「待てや!」
じゅんちゃん…に、捕まってしまった。
お互い、息切れしてて言葉より息が漏れる。
しばらくして、じゅんちゃんが大きく深呼吸をした。
「卑怯や…あんなんして…」
「じゅんちゃんの方が卑怯だよ!急に服にダメ出しして理由言わないで…酷いよ…」
なんか、急に涙が溢れてきた。
せっかくしたメイクも台無しだ…
「ごめん…でも、嫌やった…」
「え?」
「お前が綺麗な姿で立ってんの…誰にも見せたく無かってん…ほんま、見せたくないんや…」
そう言うと、あたしを抱き締めてくれた。
優しく…だけど、強く抱き締めてくれた。
「ほんと?今の…」
「ほんまや」
「ありがとう」
じゅんちゃんの両手が、両頬に触れて私の頭を上に上げたら…じゅんちゃんの唇が優しく触れた。
柔らかい感触…
「俺達のファーストキスやな…(笑)」
「じゅんちゃん…///」
「あ、でも、服はダメや!やっぱり見せたない!
一緒に見に行こ?お前が決めてえぇから。」
「頑固者だなぁ」
「せやで。
お前が他の男に狙われんよう必至なんやからな!」
愛されてるから、許してあげよう。
そんな気になった。
キスのおかげ?理由聞けたから?
まぁ、いっか。
じゅんちゃん、大好き!
「好きやで。」
「あたしも、好き。」
「おおきにな。」
頑固者も悪くないかな…?(笑)
~end~
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