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現代好色一代男

第5章 O

秋桜は、美人だ。 

だが、他の女と違った。 

他の女は、明らかに雌であることを意識して、男に媚を売り、もしくは、男を手玉にとっていた。 
いわゆる、場違いなのだ。 

聞けば、学費捻出のために やってきた女なのである。   

したがって、秋桜は男の経験が少なく清楚であった。
 
何とも言えない違和感が私の琴線に触れたのだ。 

私が学生時代に気になっていた 女の 面影があったのである。

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