キョウダイ
第15章 守られる愛
これが本当にあたしのあそこから、聞こえる音なのか信じられない。
「エロい体……」
ふっと笑う海斗の表情が艶っぽい。
「体中全部が性感帯?」
海斗の綺麗な顔があたしのあそこに近付く。
吐息にすら、感じてしまう。
ぴちゃぴちゃぴちゃ。
最初はゆっくり舐められる。
味わうように、指も同時にあたしのクリトリスを軽く触れた。
「ん〜!」
気持ちいいっ、声を我慢しているのが苦しい。
「こうされるの、好きだろ?」
ぴちゃぴちゃぴちゃ。
くりくりくり……。
海斗の舌先と指が、信じられないほど高速で蠢く。
「やぁぁっ……、気持ちいいっ!」
「……声、出すなって……」
唇を慌てたように塞がれる。
激しく舌を絡められ、快感で頭がぼうっとなる。
その時、ドアの外で、賑やかな笑い声が聞こえた。
一瞬海斗の動きが止まる。
隣の部室のドアが閉まる音が聞こえる。
まだ部活が終わるような時間じゃないけど、落ち着かない。
緊張感で強ばるあたしの目の前に、海斗のおちんちんがそびえ立つ。
はあ!?
と思う間もなく、迷う事なくあたしのあそこにぐちゅっといれられる。
「んんっ!……」
ずんっ!
奥に突かれると、全身に信じられないほどの快感が駆け巡る。
「ん〜!」
声が洩れないように、唇は重なったまま、それなのに、あたしのあそこは激しく動いて揺れ突かれまくっている。
ズンズンズンズン。
パンパンパンパン。
海斗のおちんちんがあたしの中で、出たり入ったりを激しく繰り返している。
子宮の奥を突かれる度に全身にどうしようもない快感が駆け巡る。
海斗の腕の中で狂わされていく、あたしの体。
安心する腕の中で、海斗の手で快楽を知らされて、この体からもう離れられないと確信する。
海斗に溺れて。
あたしの心を置き去りにして。
自分の気持ちが、また、分からなくなっていく。
ただ、快楽だけを求めていく。