キョウダイ
第17章 絡みあう糸
「んぁっ……あぁっ……!」
片手で片方の胸を揉まれ、その先端に指で刺激を与えられる。
口に含んだほうの胸にも同時に刺激を与えられる。
あたしの感じる場所が的確に分かるように、いいところに絶妙な力加減で舐められ触れられる。
「あぁっ!んんっ!……あっ……あぁっ!」
胸だけなのに。
気持ちいい。
だけど、こんな所で……。
リビングのソファーの上だし、海斗もいつ帰るか分からないし、すぐ傍のドアは客間で、明が寝ているのに……。
すでにあたしは全裸だし、ソファーの下に制服が脱がされてあるし。
「やっ、だめ、こんな所で……!」
柊斗のくすりと笑う気配。
からかうような甘い視線があたしの目をじっと見つめる。
「でも、葵のここ、いつもよりすごいことになってるよ?」
ぐちゅっ。
そこではじめて柊斗の指があたしのあそこの中に入れられる。
「あぁ〜っ……!」
すんなり奥へと到達する指が、ぐりぐりと突かれ、あたしの愛液がお尻まで垂れているのが、自分でも分かる。
「このソファーびしょびしょ、どうしようか?」
「やあぁっ!だめぇっ!」
柊斗の指があたしのあそこの中を掻き回す。
最も奥にあるとこを執拗に突かれ、あたしの腰が勝手に動く。
「葵ちゃんのだめは、もっとに聞こえちゃうんだよね?
だってすごい俺の指を呑み込んで離さないんだもん。
俺が指を引いたら追いかけて来てんの、腰を振ってさ?
それ、自分で気付いてる?」
くちゅっ、くちゅっ、
あたしの中で激しく蠢く柊斗の指。
それはあたしのクリトリスをも同時に刺激して、身体中に電気が走ったかのような快感が駆け巡る。
「やあぁっ〜!そこだめ〜っ……!」
ずりゅっ、ずりゅっ、くちゅっ、くちゅっ、
リビングに卑猥な音と、あたしの喘ぎ声が響き渡る。
こんなのダメだと思えば思うほど、感じてしまう自分がいた。
「あぁっ〜!いくっ〜……!」