無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

聖輝「……。」


相葉「……寂しいね…」


聖輝「えっ？」


相葉「涼野くんもそうだし…俺も寂しい…」


聖輝「どうして…寂しいんですか…？」


相葉「だってさ…俺…松潤がそこまで悩んでることなんて…知らなかったもん…メンバーなのに…」


相葉「俺以外のメンバーに相談してたって思うと…俺って頼りないのかなぁって…」


聖輝「そんなことないですよ！僕にとって相葉さんは…とっても頼りになりますよ？」


相葉「ありがとう、涼野くん。」


聖輝「でも…そうですよね…ずっと一緒にいたメンバーのこと…知ってるようで知らないって…寂しいですね…」


相葉「うん…」


聖輝「大野さんや…櫻井さんは…松本さんの事情知ってるんでしょうか…？」


相葉「分かんない…」


聖輝「…松本さん…大丈夫なんでしょうか…」


相葉「大丈夫だと思うよ、ニノがいるから。」


聖輝「二宮さんだけが支えられる問題なんですか…？」


相葉「えっ？」


聖輝「松本さんの問題は、嵐の問題だと思うんです、二宮さんだけじゃなくて、大野さんや櫻井さん、そして相葉さんも一緒に松本さんを支えてあげないと……」


相葉「…そうだね…うん、俺なりに松潤にアプローチしてみる！ありがとう！」


聖輝「はい！」


「お客さん、着きましたよ。」


相葉「あっ、俺ん家だ。」


聖輝「今日はありがとうございました、楽しかったです。」


相葉「こちらこそ、ありがとね！」


聖輝「じゃあ、おやすみなさい。」


相葉「……ねぇ、涼野くん。」


聖輝「えっ？」


ガッ！


聖輝「えっ？！ちょっ相葉さん？！」


相葉「運転手さん！これお釣りいりません、ありがとうございました！」


「ありがとうございます。」


聖輝「あっタクシー！！」


僕は相葉ちゃんに無理やりタクシーから降ろされ、タクシーは颯爽とその場を走り去ってしまった。