Everlasting Love
第55章 本性
バタンッ
「ふふっ…待ってたよ、愛しい愛しい兵隊さん達。」
相葉「こっこんばんわ…」
「どうぞ。」
二宮「……。」
相葉「……。」
ガチャッ
二宮「…なっ……?!」
相葉「何これ…?!」
リビングに入ると、壁紙や床のあちこちが切り刻まれていて、部屋中ぬいぐるみの残骸が広がっていた。
「ふふ、ふふふ…あははっ!!」
相葉「ねっねぇ…これ…どうしたの…?」
「これ?ふふ…壁紙と床とぬいぐるみをね、ある人物だと思い込んでめちゃくちゃにしてたの♡」
二宮「ある人物…?」
「ねぇ…誰に例えたと思う?」
相葉「えっ…?!えっと…すっ…涼野くん…?」
「あははっ!!ざーんねん、涼野聖輝じゃないよ。」
二宮「じゃあ…松本潤?」
「それも違う!!」
相葉「じゃっじゃあ…一体だ」
「お前らだよ。」
二宮「?!」
相葉「えっ…?!」
「成敗してたの。役立たずのおもちゃの兵隊達をね……」
相葉「ど…どう…して…?」
「ふふ、僕お願いしたよね?松本潤を潰してって…」
二宮「松本ならもう既に潰し」
「それが潰れてないんだよね〜!!」
二宮「は…?」
相葉「どういうこと…?」
「あいつ…涼野聖輝と良好な関係を取り戻したんだって。」
二宮「えっ…?」
「付き合うまではいかなかったけど…今までよりも一番いい関係なんだって〜!!」
相葉「そっそんな…だって松潤には彼女とのことが…ねぇ、ニノ!」
二宮「……。」
「彼女とは終わったらしいよ。」
相葉「う…そ……」
「彼女と別れて涼野聖輝に告白したんだって〜あははっ!大どんでん返し〜!!」
二宮「そんな…彼女とは別れるなってあれほど言ったのに…!!」
「それだけお前は信頼されてないってことだ。」
二宮「信頼…されてない…?」
「そう、松本潤にとって所詮きみはただのメンバーだったってこと。」
二宮「そっそんなバカ…な…!!」
相葉「にっニノ!!大丈夫?!」
二宮「ハァ…ハァ…ハァ…!!」
相葉「ニノ!!しっかりして!!」