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村上「……。」


聖輝「……。」


「「……。」」


沈黙が続く。


どちらも話そうとしない。


このままだったら本当に番組が……


聖輝「……。」


村上「……正直に言っていいか？」


聖輝「えっ…？」


村上「俺は…お前に鬼瓦っていじられるんが……嫌ではない。」


聖輝「えっ…？」


村上「嫌ではないけど！収録中はあかん！」


村上「テレビの前でそんないじりやったら…ジャニーズ事務所がこれまで守ってきた規律が乱れる。」


村上「上下関係が厳しい世界で、先輩後輩関係なく言葉で相手を傷つけるようなことはあってはならん！」


村上「さっきの妖怪しわくちゃ鬼瓦ってやつ…正直めっちゃ傷ついた。」


聖輝「！？」


村上「鬼瓦はもう聞き慣れたけど、しわくちゃって…まだ30前半やのに顔が老化してるって言われるんは本間に傷つく！」


村上「お前にとって鬼瓦とかのいじりはただのコミュニケーションに過ぎひんかもしれへんけど…相手が嫌な思いした時点でそれはコミュニケーションとは言わへん。」


村上「お前がやってることは…ちょっと間違ってる。」


聖輝「……。」


村上「確かに曽川さんの言うとおり、俺はお前に甘い部分があるかもしれへんな。」


聖輝「…ぐすっ…ひっく…！！」


村上「なっ何や？」


聖輝「ひっく…ごめっ…なさい…！！」


村上さんの言葉を聞いて、涙が溢れ出てきた。