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Everlasting Love

第53章 それぞれの気持ち



横山「もっもぉ…追いかけて来おへんやろ…」


聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…」


大倉「なっ何なんあいつ……」


横山「分からへん…」


聖輝「ハァ…ハァ…しんどい…」


大倉「大丈夫?」


聖輝「ハァ…ハァ…はい…」


横山「もうさ、お子ちゃまもしんどい言ってるし帰ろうや〜」


大倉「俺だって帰りたいけどさ……」


聖輝「変なミイラ男…まだいるかも…」


「「「……。」」」


横山「…よし!ちゃっちゃと指令終わらせて帰ろうや!」


大倉「せっせやな、早よ終わらせよ!」


聖輝「そっそうですね…」


横山「次の指令なに?」


大倉「えっと…206号室にある鍵を探せって…」


横山「206号室ってどこやねん…?」


聖輝「…あっ!これ見たら分かるんじゃないですか…?」


大倉「えっと…左歩くとあるんかな?」


横山「じゃあ…はい、お子ちゃま。」


聖輝「ふぇ?」


横山「お前先頭な。」


聖輝「えっえぇっ?!何で僕?!」


横山「だって俺最初先頭したもん!」


大倉「ほっほら、早く行こ?」


聖輝「やだやだ!!大倉さん行ってくださいよ!!」


大倉「えぇ…よこ!」


横山「は?俺行かへんから!」


聖輝「やだやだ!!怖い〜!!」


大倉「よっよし!行くで!」


横山「ほら、お前も来いって!」


聖輝「やぁ…手繋いで…」


横山「分かった分かった。」


聖輝「ふぇぇ…」


大倉「うわっ…先頭マジで怖いねんけど…」


横山「前にライト照らせよ…?」


大倉「うっうん…」


聖輝「ふぇぇ…」


大倉「…あっあった!206号室!」


横山「絶対中におるよな…?」


聖輝「おっ大倉しゃん…」


大倉「…あっ開けるで…?」

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