Everlasting Love
第12章 正体
〜聖輝side〜
聖輝「んっ…」
今何時だろう…
聖輝「あれ…?ヤス…?」
ヤスがいない……そうだ。
僕がベッドで寝る代わりにヤスはソファで寝てるんだった。
聖輝「…あれ?いない…」
寝室を出て、リビングの方へ行くと誰もいなかった。
まるで物音ひとつない静かな空間にいるようだった。
聖輝「あっ…」
テーブルに朝ごはんとメモが置かれていた。
安田『おはよう。今日大阪で仕事があるので朝から出ています。鍵はドアのポストの中に入れとってね。』
聖輝「大阪…」
泊まりで行くのかな…
聖輝「……。」
僕は用意してくれた朝ごはんを温めた。
聖輝「…いただきます…」
僕はスクランブルエッグを食べた。
聖輝「…うっ…!」
僕…なんで泣いてるの…?
涙が…止まらない…
聖輝「ぐすっ…んっ…」
僕は涙を流しながら口いっぱいにご飯を頬張った。