
Everlasting Love
第14章 浪花の雰囲気
大学の授業が終わって、僕は裏門の方でヤスが迎えに来るのを待っていた。
聖輝「まだかなぁ…」
ブーン…
聖輝「あっ来た!」
安田「お待たせ。行こっか。」
聖輝「はい!」
僕はヤスの車に乗った。
安田「あのね、涼野くん。今日この後大倉ん家にメンバーみんな集まって飲み会するねんよ。」
聖輝「えっ?そうなんですか?」
安田「うん。今日久々に全員予定が合うから飲み会やろって話になってな。」
聖輝「へぇ…そうなんですね…」
安田「せやから…夜…」
聖輝「あっ!僕、家に帰った方がいいですよね?あの、荷物まとめて…」
安田「一緒に来ぉへん?」
聖輝「えっ…?」
安田「僕ね、涼野くんのことメンバーに紹介したいねんよ。あかんかな…?」
聖輝「えっ?!でっでも…急に僕が入ったら…困るんじゃ…」
安田「そんなことないよ!みんな優しいし、涼野くんやったら歓迎してくれるって!」
聖輝「そっそうですかね…?」
安田「僕ね…涼野くんのこと誰にも相談してへんねん。一人で何とかせなって勝手にカッコつけて…情けないわ…」
聖輝「そっそんな!安田さんは僕のそばにいてくれたし…」
安田「ううん、それに比べて嵐は5人揃って涼野くんを助けた。本間カッコええわ。」
聖輝「安田さん…」
安田「せやから、もうこれ以上メンバーに隠しごとはしたくないねん。だから…メンバーに会ってくれへんかな…?」
聖輝「…はい…」
安田「ありがとう。」
聖輝「あっ、その前に…荷物取りに戻ってもいいですか?」
安田「えっ?」
聖輝「僕…家に帰ります。」
安田「えっ…大丈夫なん?」
聖輝「はい。親友に全部話したらスッキリしました。」
安田「親友?」
聖輝「はい。あの、波野さんに僕とストーカーがテレビ局に向かったって情報を入れてくれた親友です。」
安田「あぁ!涼野くんの救世主ね!」
聖輝「はい!光樹くんっていうんですけど…高校の時からの親友で…すごく頼りになるんです。」
安田「そっか。ええ友達やな。」
聖輝「はい!」
安田「じゃあ僕ん家に荷物取りに行って、涼野くんの家に寄ってから、大倉ん家行こか。」
聖輝「はい!」
関ジャニ∞か…どんな人達なんだろう…
僕はずっとワクワクしていた。
