無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

安田「渋やんからも連絡入れてみてくれへん？」


渋谷「おう…」


〜♪♪♪


〜♪♪♪


〜♪♪♪


『只今、電話に出ることができません。……』


渋谷「ハァ…一緒やわ。」


聖輝「丸山さん…」


安田「あぁ…これじゃ誰からの電話にも出えへんわ…」


渋谷「…しゃーない。本人の希望通りこのままそっとしとこ。」


安田「せやね。」


聖輝「あっあの！安田さん。」


安田「なに？」


聖輝「あの…丸山さんの…連絡先教えてくれませんか？」


安田「えっ？」


聖輝「いや…僕から連絡入れても出てくれる可能性は低いと思うんですけど…でも…僕…できるんだったら…丸山さんを元気付けたいです…」


安田「いや、でも…」


渋谷「…よっしゃ。俺が教えたるわ。」


聖輝「えっ本当ですか？！」


安田「しっ渋やん？！」


渋谷「お前やったら…マルを元気にしてくれると信じとる。」


聖輝「渋谷さん…」


安田「渋やん…」


渋谷「じゃあこれ、マルの連絡先な。」


聖輝「はい、ありがとうございます！」


安田「あれ？もう一つ連絡先書いてるけど？」


渋谷「それは…俺や！あん時聞くん忘れとってなぁ〜」


聖輝「あっ僕も！何で渋谷さんに連絡先聞かなかったんだろうって後悔してたんですよ！」


渋谷「おぉっ！本間か？！」


安田「あははっ、お互いおんなじこと考えてたんやね。」


聖輝「ふふ、そうですね。」


渋谷「年中暇しとるからいつでも連絡してきてな！」


聖輝「はい！ありがとうございます。」


安田「じゃあそろそろお開きにしよっか。」


渋谷「せやな！」


僕とすばるくんはヤスの家を出て、あらかじめ呼んでいたタクシーに乗った。