無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

牧田「涼野くーん！！ごめんねぇ〜！！」


聖輝「まっ牧田しゃん…！！」


牧田「ごめんね…あんな酷いこと言って…」


聖輝「ぐすっ…僕…牧田しゃんに…嫌われたと思った…！！」


牧田「そんな訳ないじゃない！！あれもあいつらを外に追い出す作戦だったのよ…」


聖輝「ぐすっ…ひくっ…」


牧田「怖かったよね…？でももう大丈夫だからね！！」


聖輝「うわあぁーん！！」


牧田「よしよし…ごめんね…！！」


バンッ！！


波野「涼野くん！！」


聖輝「なっ波野しゃん…！！」


波野「よかった…無事で…！！」


聖輝「波野しゃあーん！！」


波野「…どうして…どうして俺に何も言ってくれなかったの？！」


聖輝「ぐすっ…ごっごめんなさい…」


牧田「この子ね、江川からウチの雑誌の特集記事の話を聞いてね。あなたに内緒にしてたのよ。」


波野「特集記事…？」


牧田「特集記事を撮る前に、試し撮りをしてから江川からあなたに話をするって聞かされて…黙ってたようね。」


聖輝「ぐすっ…特集記事に載るって聞いたら…波野さん喜ぶと思って…」


波野「涼野くん…」


ギュウゥ


波野「涼野くん。これからは一人で勝手に仕事をしないで。きみの仕事をサポートする為に俺がいるんだから。」


聖輝「ごめんなさい…ごめんなさい！！」


波野「よかった…何もなくて…！！」


聖輝「うわあぁーん！！」


僕はしばらく波野さんの胸の中で泣いた。