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聖輝「特番かぁ…」


僕は家に帰ってからも特番のことで頭がいっぱいだった。


聖輝「お笑い番組がいいかなぁ…いや、グルメ番組…うーん…」


〜♪♪♪


聖輝「あれ？」


ピッ


聖輝「もしもし？」


優誠『よぉ！久しぶり！元気にしてるか？』


聖輝「久しぶり！うん、僕は元気だよ！」


優誠『そっか！何か急にしゃべりたくなって連絡してもうたわ。』


聖輝「あはっそうなんだ。」


優誠『どや？仕事の方は順調か？』


聖輝「うん！あのね優誠。僕ね、BS番組で特番することになったの！」


優誠『特番？マジで？！すごいやん！！』


聖輝「僕も今日その話を聞いてびっくりしちゃって…」


優誠『その特番っていつやるん？』


聖輝「7月にする予定なんだけど、まだ内容とか全然決まってなくて…」


優誠『あっそうなん？でもすごいやん！頑張れよ！』


聖輝「うん、ありがとう！」


優誠『でもBSかぁ…俺は見られへんわ…』


聖輝「あぁ…そうだよね…あれ契約しないと見られないもんね…」


優誠『せやねん…何でBSやねん？！フジとかでやれよ！』


聖輝「いや、僕に言われても…」


優誠『あぁ…ネットで動画アップされるのを待つしかないわ。』


聖輝「アップされるかな…」


優誠『されるやろ、多分。』


聖輝「多分って…あっねぇねぇ！優誠に聞きたいことがあるんだけど…」


優誠『えっ俺に？』


聖輝「うん。あのね、プロデューサーさんが僕がやりたいことをメインに特番作ってくれるんだけど…どんな内容がいいと思う？」


優誠『えっ？すずがやりたいことを特番ですんの？』


聖輝「うん！来週までにプロデューサーさんにいったら採用されるんだって！」


優誠『へぇ…』


聖輝「でもね、どんな番組がいいのか全く分からなくて…」


優誠『あぁ…お笑いとかええんちゃうん？』


聖輝「お笑いね、僕も考えたんだ〜」


優誠『芸人のネタをただ見るんじゃなくて…せやな…あっ！ドリームマッチみたいなんやったらおもろいんちゃうん？』


聖輝「ドリームマッチって…コンビをシャッフルして新しいコンビでネタするやつだよね？」


優誠『そうそう！それをさ、芸人じゃなくてジャニーズでやったらおもろいんちゃうん？』


聖輝「えっ？ジャニーズ？」