テキストサイズ

Everlasting Love

第25章 修羅場



仕事から家に帰ってきて、僕は特番のことをずっと考えていた。


聖輝「はぁ…特番どうなるんだろう…」

曽川さんに思い切って出演依頼の話しちゃったけど…大丈夫かな…

もし嵐と関ジャニ∞が出演NGだったら…誰を呼べばいいんだろう…

聖輝「他のジャニーズ全然知らないよ…」


不思議なことに、僕はデビューしてから1ヶ月ちょっと、音楽番組でさえもジャニーズの先輩達と一緒にお仕事をしたことがなかった。


聖輝「はぁ…何でジャニーズと共演ないんだろう…」


ピンポーン


聖輝「えっ?誰だろう…」


僕はモニターを確認した。


聖輝「あれ?どうしたんだろう?」


僕はオートロックを解除して、あの人が訪ねてくるのを待った。


ピンポーン


聖輝「はーい。」


ガチャッ


安田「こんばんわ〜」


聖輝「こんばんわ。どうぞ。」


安田「お邪魔しま〜す。」


聖輝「コーヒーと紅茶とジュース、どれがいいですか?」


安田「じゃあ…紅茶で。」


聖輝「はい。」


安田「ごめんな?急に押しかけて…」


聖輝「いえいえ、僕に何か用事でもあったんですか?」


安田「いや、対した用事じゃないねんけど…ちょっと会いたくなって。」


聖輝「えっ…僕にですか…?」


安田「うん…」


聖輝「そっそうですか…そういえば、安田さんと会うの久しぶりですね。」


安田「うん、マルが戻ってきた時以来やね。」


聖輝「ふふ、お元気そうでよかったです。」


安田「涼野くんもね。」


聖輝「はい!紅茶どうぞ。」


安田「ありがとう。」


聖輝「あっ安田さん…あの…お話聞いてますか?」


安田「お話?あぁ、うん。何かこの間カメラマンにメイド服着せられて犯されかけたって…」


聖輝「あっ…はい…そうなんです…」


安田「そっかぁ…怖かったやろ?」


聖輝「はい…でも、また嵐さんが助けてくれたんです!」


安田「それも聞いたで。偶然同じ場所で撮影してたって。」


聖輝「そうなんです!嵐さんがいなかったら僕…どうなってたか…」


安田「そうやね…よかったね…」


聖輝「はい!僕にとって嵐さんはヒーローのような方達です!」


安田「ヒーロー…?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ