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19時過ぎ。
僕はすばるくんの家の前にいた。


聖輝「うーん…誰か来てるかなぁ…」


ピンポーン


ガチャッ


渋谷「おぉ！涼野！早かったな！」


聖輝「こんばんわ。お邪魔しまーす。」


渋谷「おぉ、入れ入れ！」


聖輝「…あれ？僕1番ですか？」


渋谷「せやな！一等賞や！」


聖輝「やったぁ〜金メダル〜♪」


渋谷「ほい、金メダル！」


聖輝「って、えぇっ？！金メダルじゃないですか！」


渋谷「わはははっ！暇やったから作ってみた。」


聖輝「きゃあ〜嬉しいっ！」


渋谷「お前…やっぱりノリのええ奴やなぁ…」


聖輝「えへへ、大切にしますね。」


渋谷「…我が息子よ〜！！」


ギュウゥ…


聖輝「わわっ！えっ？お父さん？！」


渋谷「ありがとう…俺…お前の父親でよかった…！！」


聖輝「お父さん…！！」


ピンポーン


渋谷「はっ！誰か来たわ。」


聖輝「二等賞は誰ですかね？」


渋谷「おぉ、お前か！」


錦戸「こんばんわ。」


聖輝「あっ！錦戸さん！」


錦戸「ん？その紙何なん？」


渋谷「錦戸！おめでとう！二等賞や！」


錦戸「はぁ？」


聖輝「おめでとうございます！」


渋谷「さぁ、この銀メダルをあげ」


錦戸「なぁなぁ、サプライズどんなん考えた？」


渋谷「……。」


聖輝「えっ？えっと…全員揃ってからお話しますね。」


錦戸「うん、分かった。」


渋谷「ゴホン。では改めて、二等賞おめで」


ピンポーン


錦戸「誰か来たで？」


渋谷「…くそぉー！！タイミング悪いわ！！」


聖輝「しっ渋谷さん…」


錦戸「なぁ、その紙めっちゃダサいで？早よ捨てたら？」


聖輝「だっだめですよ！これは金メダルなんですからね！」


錦戸「はぁ？こんなん貰って喜んでんの？本間お子ちゃまやな。」


聖輝「あっ！錦戸さんまで僕のことバカにするんですか？！」


錦戸「ふふ、横山くんの言ってることめっちゃ分かってきたわ。」


聖輝「もぉ…！！」


渋谷「あかん…どないしよ…」


聖輝「どうしたんですか？」


渋谷「さっ…三等賞が…3人もおる…！！」