
Everlasting Love
第35章 消毒
聖輝「…あの…大野さん!」
大野「ん?」
聖輝「あの…大野さんって…本当に…彼女さんいるんですか…?」
大野「……。」
聖輝「あっいや、えっと、大野さんの口から彼女さんの話出てこないので…その…」
ポンポンッ
突然大野くんがソファを叩き出した。
聖輝「えっ?」
ポンポンッ
大野「ここ座れよ。」
聖輝「あっ…はい…」
僕は大野くんの隣に腰を下ろした。
聖輝「あの…何か…?」
大野「これ。」
聖輝「えっ?」
僕は大野くんからスマホを渡された。
聖輝「何です…か…?!」
画面を見ると大野くんと可愛い女の人とのツーショット写メだった。
しかも顔アップでお互い美男美女でキラキラと眩しかった。
聖輝「こっこの人…もしかして…」
大野「俺の女。」
聖輝「なっ?!」
大野「美人だろ?CM撮影の時に出逢ったんだよなぁ…」
聖輝「……。」
大野くん…本当に彼女いたんだ…
聖輝「…何かショック…」
大野「ふふ、愛する彼氏に別の女がいてショック受けてるんだな。」
聖輝「ちっ違いますよ!!何ですか、愛する彼氏って…」
大野「俺のこと。」
聖輝「はっはい?!そもそも僕達そんな関係一切ありませんからね?!」
大野「ハァ…お前さ…いつになったら俺と付き合ってくれんの?」
聖輝「いや…彼女さんいるんでしょ?その発言おかしいですよ…」
大野「こいつはこいつ、お前はお前だろ。関係ねぇよ。」
聖輝「いやいや!大野さんが別の人とも関係持ってると知ったら彼女さんショック受けますよ!!」
大野「そうかぁ〜?」
聖輝「そうですよ!とにかく、僕はお付き合いしませんからね!」
大野「ちぇ〜。」
聖輝「まったくもぉ…」
