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次の日。


今日は朝からPV撮影が入っていた。


「次はこのカットとこのカットのシーン撮っていくからね。」


聖輝「はい！」


波野「涼野くん、頑張ってね。」


聖輝「はい！」


PV撮影。


デビュー曲はファンタジー溢れるPVだったから撮影が終わるのに8時間かかった。


今回は野外での撮影。


自然溢れる広い大地での撮影。


合成や小細工は一切なし。


その分撮影時間が短縮されるだろう。


それに、今風がちょうどいい感じに吹いているから気持ちが良かった。


聖輝「わぁ…綺麗…！！」


草原にはたくさんの花が咲いていた。


波野「本当だ…癒されるね…」


聖輝「はい！」


「ここ、いいでしょ。今回のPVにピッタリだなって思ってこの場所に決めたんだよ。」


聖輝「はい！ここ、気に入りました！」


波野「都市部にいると…改めて自然のすごさってものに感動しますね。」


「そうですね〜今じゃこんな自然豊かな場所もどんどん都市部に変わっていきますからね…」


波野「えぇ…それはそれで寂しいですね…」


聖輝「波野さん！写真撮ってもいいですか？」


波野「いいよ、いっぱい撮っておいで。」


聖輝「はーい！」


「涼野くんって本当に無邪気で可愛いですね。」


波野「えぇ、あれでも18なんですよ？」


「あははっ！まるで田舎に遊びに来た小学生のような感じですね。」


波野「確かに、でも…そこが涼野聖輝のいいところなんですよね。」


「えぇ、今までにいないジャニーズ、いや、芸能人ですね。」


波野「そうですね…」