箱……録
第1章 出会う二人
何か…懐かしさを引きずったまま…
私達は、ラーメン屋を出る――…
「ふ〜美味しかった〜!!
さて…
やだ!終電―――…なくなっちゃった!!」
後藤は、時計を確認してガッカリ顔をする…
「―――…え?終電って!!もう、そんな時間?
帰れないのなら、私のアパートに来る?歩くけど……」
「え?悪いですよ〜!ネットカフェで始発を待ちますから!」
後藤は、キョロキョロと辺りを見渡す……
「――――…ここらへん…ネットカフェないよ?
いいから、明日休みだし!!家においで?
狭いけど……後輩なんだから文句言わないでね!」
後藤は、笑って「ありがとうございます」と、頭をさげた――――…