箱……録
第2章 添い寝
後藤が…私のベッドに潜り込んで来るのが解る―――…
私は、後藤が狭くならないよう…壁に体を向け―――…スペースを空ける…
「へへへ…先輩のベッド…暖かいです」
「人肌って……気持ちいいもんね…」
「はい……落ち着きます」
ビクン…と…私は、体を固くする――――…
なぜなら…後藤が…私の背中にピッタリと寄り添い…
甘えるように頬を私の肩に密着させているから―――…
「……後藤さん…?」
「はぁ〜…先輩…いい臭いがします///…
私だけが……こんなにドキドキしているんですかね?」
「///―――…ぇ…」
この状況に……
このセリフ――――――…
変な事を考えてしまうから…
ドキドキしているのは…
後藤だけじゃない……