箱……録
第2章 添い寝
後藤の息づかいが聞こえる…
耳が―――…熱い…
「まっ…待って―――…」
私は、後藤の手をすり抜けるように体をくねらせ…方向を変える!
後藤の体を引きはなそうと…向かい合い…これ以上は洒落にならない!!と、注意しようとした!
が―――――…向かい合い…
後藤の顔を見てしまうと……
不純な気持ちが…鼓動を強く叩く!!
「///先輩……」
「////―――――…」
吐息が感じられる…
後藤の瞳が―――…
私の瞳と…唇とを――…
交互に見つめ…「はぁ…ん」と……切ないため息をする…
「…キス―――…したいです」
「///キッ―――ス……」
ぇ――――――――…