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Sinful thread

第2章 喪心

 

「じゃ、また明日ね。七海、気をつけてね〜!」


「は〜い、葵さんによろしくぅ〜」


時刻は23:30。
終電の少し前になって、あたしたちは別れた。


帰りが遅くなることは、葵にもメッセージで伝えてある。


早く、葵に会いたい。毎日毎日、そう思う。
まだ新鮮な気持ちだからとかじゃない。
単に、好きだから。


あたしは、帰路を急いだ。




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