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『さちこ』

第3章 新生:祥子

結局、祥子の言い分が通り、恋人としての付き合いをスタートさせた二人。

会社役員のナイスミドル…名を島崎克彦と言うが…彼はどんどん祥子の魅力にハマッていった。

やがて、祥子が自分のお店を開きたい、と言い出した時も開業資金などで全面的なバックアップをするほど祥子にいれこんでいった。

島崎の子ども達は初めは祥子のことを財産狙いではないかと警戒していたが、店の経営を軌道に乗せた祥子が開業資金に借りた金を倍にして返した上、仕事も趣味も充実させてイキイキと楽しそうにしている姿を見て、父親の恋を応援するようになっていった。

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