刑事とBG
第2章 刑事とBG~後編~
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「はぁ~、ちょっと休憩しようぜ」
護はソファーに腰を下ろした。
「ちょっと一服」
そう言って、護は懐からタバコを取り出す。
「任務中に吸うと、圭吾先輩に怒られますよ」
「いいんだよ、吸わなきゃやってらんねぇ」
祐司は小さくため息をし、外の様子を見るためカーテンを開けた。
「雨、やんだみたいですね」
窓を開けると、湿った空気が入ってきた。
タバコを数回吸うと、護は灰皿に押し付けた。
「そういや、圭吾はどこ行った?」
「まだ見回ってるんじゃないですか」
その頃、圭吾は…
団蔵の後妻の、沙也加の部屋に来ていた。
「団蔵様と結婚したのは、お金目当てですか?」
「ずいぶんストレートに聞くのね、そんなの教えるわけないじゃない」
沙也加はグラスにワインを注ぎながら答えた。
「どうしたら、教えてくれます?」
圭吾は壁に手を付き、沙也加の顔を覗き込んだ。
沙也加はクスッと微笑する。
「あたしを口説く気?」
「一目見たときから、あなたが欲しいと思ってた」
圭吾は沙也加の顎を持ち上げ、自分の唇を沙也加の唇に優しく重ねた。
そして唇の隙間から舌を覗かせた。
圭吾の固い舌が沙也加の唇をこじ開け、口内に進入する。
「ん…」
微かに沙也加の声が漏れた。
お互いの舌が、ねっとりと絡み合う。
圭吾は沙也加の腰に手を回し、自分の方に引き寄せた。
片足を沙也加の股に割り入れ、敏感な部分に押し付ける。
「んっ…は…」