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宇宙

第4章 ゴキブリ


絢達がリビングへと降りた時にはダブル真希は買い物に出かけていた。

ふとテーブルの上に目をやるとそこには古びた封筒が置かれていた。

誰かが開封を何度かしたせいか粘着力は弱く簡単に開ける事ができ、絢は中に入っていた紙を開いた。

絢子も覗き込むようにして紙にかかれている文字を読もうとした。

しかしその紙には何やら見た事もない字で書いてあったのだ。


「何?この文字?!何語?」

「私、英語も分からないのにこんな見た事ない字分かるわけないじゃん。」


大事な紙なんだということは2人にも分かった。




「これなんて書いてるか2人で調べない?」

絢は沈黙を破り真剣な眼差しで言った。

絢子は目をまん丸にした。

何も知らない私たちが勝手な事をしていいのだろうか
そお考えながらも答えは決まっていた。
こんなにわくわくする事はない!!!
「あたし達で謎をといてみよ!」

2人は意気投合した。


お父さんの書斎に入り年季の入った分厚い「謎の未確認生物」にはこんな生き物やあんな生き物がいるカモと憶測されて記載されていたし、「宇宙の神秘」という本には宇宙で起こっている素晴らしく綺麗な現象について、記載されていた。

専門的な事がたくさん書かれていて難しかったが、それでもあきたちは謎に包まれた宇宙の事を調べるのは面白かった。

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