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あなたは彼をどう思う…?

第2章 ・・2

さっきの不良のことなどすっかり忘れた私は、家に入ろうとした。一軒家だから門を通る必要がある。


“ドンッ!!”


「いったぁ~、…あっ、スミマセン!!」


家から出てきた人にぶつかった。


「…いってぇな、お前もうちょっとまわり見ろ…」


「あっ!!」

「おまっ!」


アイツだ。不良やろう。
正しくは、同じクラスの山瀬一弥君。かなりの不良らしい。

でも、な、なんで山瀬君が?家から出てきたよね?いや、家の門から。

鍵は持ってるし…中には入れない…よね。なにしに来たんだろ?


「なに1人でごちゃごちゃ言ってんだ?まぁいいわ。やっと見つけた。」

「えっと…なにを…探してたの?」


思い出した。
コイツの家は学校基準だとうちと正反対。こんなとこまで来るってそうとうなことかな…?


「…は?お前に決まってんだろ?」

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