テキストサイズ

夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第2章 じいまご story

もう昔のことだ。考えるのはよそう。


重たい腰を上げて楽屋を後にした

次の仕事は雑誌の単独取材。
淡々と進む取材は思ったよりも早く終わり
後はマネージャーの運転する車に乗り込んで
家に帰るだけ、という所で電話が鳴った




相葉ちゃん?




珍しいな。


大野『もしもし相葉ちゃん?』

相葉『リーダー?お疲れ様ぁ!取材終わった?』

大野『終わって帰るとこだよ。』

相葉『マジ?! じゃあ、すぐ迎え行くね!マネージャーにも言ってあるから!』

大野『え?あ、ちょっと!相葉ちゃん!』



…切れやがった。
迎えに行く、って
場所わかってんのかな?




…居た。


相葉「りーだぁー♪」

運転席からブンブンと手を振ってる。


大野「お疲れー」

俺も小さく手を振った


相葉「乗って、乗って!ほら、行くよ?」


へ?
行くって、どこに?


キョトンとする俺にお構いなしで
車を走らせる


大野「相葉ちゃん?どこ行くの?」

相葉「んーとね、」


赤信号で止まると
キョロキョロと周りを見渡して
俺に耳打ちをした



相葉「愛のある場所。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ