夢。 〜 O×S×A×N×M 〜
第2章 じいまご story
★大野Side★
一人になった楽屋で
ふうっ、と溜息をついた
出会った時
松潤はまだ中学1年で
あどけない顔の小さな男の子だった
嵐でデビューしてから
最初こそ距離があったけど
『大野くん』
次第に距離が近くなって
他のメンバーに向けられていた笑顔も
俺に向けてくれるようになった
遅い反抗期を迎えた松潤に寄り添ってたのは
リーダーとしてだけじゃなくて
俺自身がそうしたかったから
好きになってた
いつの間にか。
『なんでも受け入れてくれんの?』
挑発に乗ったのも
好きだったから
だけど
『みんな、リーダーのことが好きなんだよ』
大人になった松潤は
俺から離れて行った
たくさんの『ありがとう』と
『ごめんなさい』を残して。
『俺ね、あの時、松潤のこと好きだったよ』
二人きりの酒の席で伝えたのは
関係がなくなって随分経ってから。
『松潤は?』
アイツから明確な答えを聞けることはなかった
ただ
『言ったじゃん。
みんな、リーダーのことが好きって。』
そう言ってはにかんだ
『わかってるよ。
泣くなよ、バカヤロウ。』
一人になった楽屋で
ふうっ、と溜息をついた
出会った時
松潤はまだ中学1年で
あどけない顔の小さな男の子だった
嵐でデビューしてから
最初こそ距離があったけど
『大野くん』
次第に距離が近くなって
他のメンバーに向けられていた笑顔も
俺に向けてくれるようになった
遅い反抗期を迎えた松潤に寄り添ってたのは
リーダーとしてだけじゃなくて
俺自身がそうしたかったから
好きになってた
いつの間にか。
『なんでも受け入れてくれんの?』
挑発に乗ったのも
好きだったから
だけど
『みんな、リーダーのことが好きなんだよ』
大人になった松潤は
俺から離れて行った
たくさんの『ありがとう』と
『ごめんなさい』を残して。
『俺ね、あの時、松潤のこと好きだったよ』
二人きりの酒の席で伝えたのは
関係がなくなって随分経ってから。
『松潤は?』
アイツから明確な答えを聞けることはなかった
ただ
『言ったじゃん。
みんな、リーダーのことが好きって。』
そう言ってはにかんだ
『わかってるよ。
泣くなよ、バカヤロウ。』