テキストサイズ

夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第3章 バンビズ story

★潤Side★



雅「で?ヤッちゃったわけ?」

潤「バーカ。ヤんねぇーよ」



『僕を愛して』

震えながら愛を乞う翔くんに

『翔くんの心が、俺だけのものになったらね』

俺はそう言って
握っていた手をそっと離した



雅「なんでよ?」

潤「俺が欲しいのは身体より心だからだよ」

雅「わかんなくもないけどさ、」


潤「それよりそっちはどうなんだよ?
報酬あげるんだろ?
カズ君、何が欲しいって?」

その質問に
思い出したかのように雅紀が顔を赤くする


雅「『お前』って、言われた…」


ベイビーフェイスなのに
言うことは大胆なのね、カズくん…


潤「あげちゃえよ?雅紀のは・じ・め・て♡」

雅「ちょっ…!潤っ!」




最終の予約時間が過ぎていた


潤「お客さん遅いね?キャンセルかな?」

PCで予約の名前を確認する


櫻井…?


潤「櫻井さんだって。雅紀、わかる?」

雅紀「櫻井?さぁ…?」



店のドアが開いた

翔「遅くなってすみません。
予約していた櫻井です」


潤「翔くん…」

翔「こんばんは、潤くん。雅紀くん。」

雅「いらっしゃい。翔くん。こちらへどうぞ」



さては雅紀のヤツ
知ってたな…?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ