テキストサイズ

夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第3章 バンビズ story

潤「翔くん。俺の方向ける?」


泣き顔なんて見せたくない
自分のことを沢山話してくれた
楽しい、潤くん。

こんな俺の為に
泣いてくれた
優しい、潤くん。



潤「『友達になりたい』って言ったこと、撤回するよ」


えっ…


翔「潤く…」

潤「友達じゃなくて、」


ずっと下を向いていた僕の
顔をクッと持ち上げられて
潤くんと目が合った





潤「友達じゃなくて、恋人になってくれませんか?」




翔「恋…人…?」


潤「そう。恋人。

俺は、翔くんが好きです。
翔くんの気持ちが欲しい。」



『気持ちは要らない。』
そう言い放った彼の言葉に
縛られ続けてきた

それが今
僕の気持ちが欲しいと
言ってくれる人が目の前にいて。



翔「からかってるの…?」

潤「からかってなんかないよ。
冗談でこんなこと言わない。
俺は本気だよ?

俺、待つから。
翔くんが俺のこと好きになってくれるまでずっと待ってるから。
それまでは
友達でいよう?」



僕を…

こんな僕のことを…



翔「…待たなくていい。
潤くん…僕を…

僕を愛して…」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ