夢。 〜 O×S×A×N×M 〜
第4章 櫻葉 story
雅紀「すみません、お待たせして」
二宮「いえ。取り敢えず乾杯しましょうか」
注がれたワインで乾杯したはいいものの
二宮さんと何を話していいかわからなくて
黙りこくったまま
目の前の料理をただひたすら口に入れていく。
二宮「ああ見えて孤独な方なんですよ」
雅紀「えっ…?」
二宮「社長ですよ」
翔が、孤独…?
二宮「どれだけ沢山の人に囲まれ、みんなが自分を持ち上げても
地位も名誉も金も失くして
ただ一人の櫻井翔という男になった時
本当に自分を必要としてくれる人など居ない。
社長はそう自己分析しているように感じる事が多々あるんです」
雅紀「はぁ…そうなんですか…。」
二宮「雅紀さんは
社長が全て失くしても
社長のお側にいたいとお思いですか?」
雅紀「俺は…俺は、翔が大会社の社長だから好きになったわけじゃありません。
翔だから…翔だから、好きになったんです」
二宮さんの頬がフッと緩んだ。
二宮「でしたら…それをそのまま社長に伝えて差し上げるといいですよ。
雅紀さんの心からの想いを。」
俺の、心からの想い…
二宮「以前、社長が言っていたんです。
『雅紀は、俺に愛されなくてもいいと思ってるからな』と。
とても…悲しそうな目をされてましたよ」
二宮「いえ。取り敢えず乾杯しましょうか」
注がれたワインで乾杯したはいいものの
二宮さんと何を話していいかわからなくて
黙りこくったまま
目の前の料理をただひたすら口に入れていく。
二宮「ああ見えて孤独な方なんですよ」
雅紀「えっ…?」
二宮「社長ですよ」
翔が、孤独…?
二宮「どれだけ沢山の人に囲まれ、みんなが自分を持ち上げても
地位も名誉も金も失くして
ただ一人の櫻井翔という男になった時
本当に自分を必要としてくれる人など居ない。
社長はそう自己分析しているように感じる事が多々あるんです」
雅紀「はぁ…そうなんですか…。」
二宮「雅紀さんは
社長が全て失くしても
社長のお側にいたいとお思いですか?」
雅紀「俺は…俺は、翔が大会社の社長だから好きになったわけじゃありません。
翔だから…翔だから、好きになったんです」
二宮さんの頬がフッと緩んだ。
二宮「でしたら…それをそのまま社長に伝えて差し上げるといいですよ。
雅紀さんの心からの想いを。」
俺の、心からの想い…
二宮「以前、社長が言っていたんです。
『雅紀は、俺に愛されなくてもいいと思ってるからな』と。
とても…悲しそうな目をされてましたよ」