夢。 〜 O×S×A×N×M 〜
第5章 にのあい story
★二宮Side★
久々にまーくんちに遊びに来た。
手際よく料理する後ろ姿を
ソファーに寝そべってずっと見ていた
まーくんが作ってくれた生姜焼きは
生姜がピリッと効いていて
「ん。美味いっ!」
「だろー?」
満足げに微笑んだ。
いつ切り出そうか。
その昔、俺は大きな別れを経験した
俺達はジャニーズ事務所という会社の商品だということ
会社の言う事は絶対だということ
それを痛感した恋愛だった
ボロボロになった俺を
一番近くで見ていたまーくんは
『ニノが辛いと俺も辛い』と泣いてくれた
別れさせられた時だけじゃない
彼女に浮気された時もそうだった
『俺がそうさせたんだよ。
でも…愛に絶対なんてないんだね』
『あるよ!
絶対に離れていかない、裏切らない愛だってあるよ!
俺は一緒にいるよ
ニノと一緒にいるよ!
どんな事があったって一緒にいる
絶対に。』
その言葉通り
まーくんはいつだって俺の心の側に居てくれた
自分のことのように
一緒に苦しんで
一緒に泣いてくれた
だからきっと
俺にとっては昔のことでも
まーくんは俺以上に
傷跡をえぐられてるよね
久々にまーくんちに遊びに来た。
手際よく料理する後ろ姿を
ソファーに寝そべってずっと見ていた
まーくんが作ってくれた生姜焼きは
生姜がピリッと効いていて
「ん。美味いっ!」
「だろー?」
満足げに微笑んだ。
いつ切り出そうか。
その昔、俺は大きな別れを経験した
俺達はジャニーズ事務所という会社の商品だということ
会社の言う事は絶対だということ
それを痛感した恋愛だった
ボロボロになった俺を
一番近くで見ていたまーくんは
『ニノが辛いと俺も辛い』と泣いてくれた
別れさせられた時だけじゃない
彼女に浮気された時もそうだった
『俺がそうさせたんだよ。
でも…愛に絶対なんてないんだね』
『あるよ!
絶対に離れていかない、裏切らない愛だってあるよ!
俺は一緒にいるよ
ニノと一緒にいるよ!
どんな事があったって一緒にいる
絶対に。』
その言葉通り
まーくんはいつだって俺の心の側に居てくれた
自分のことのように
一緒に苦しんで
一緒に泣いてくれた
だからきっと
俺にとっては昔のことでも
まーくんは俺以上に
傷跡をえぐられてるよね