アスタリスク【ARS.O】
第13章 ギター寺子屋【翔】
「翔くん、なんでここに来たの?」
「取材って、私テレビに出るの?」
子供たちは口々に俺に話しかけた。
一度に全員が好き勝手に話すから、何言ってんのかわからない。
その時、ジャジャンとギターの音がした。
みんな一斉に静かになった。
ヨシオ先生がアコースティックギターを鳴らしていたのだ。
しばらくジャカジャカ鳴らしていた。
いきなりすごい速弾きをしだした。
子供たちは「おおー」と声を上げてヨシオ先生のギターに見入った。
ヨシオ先生は、子供たちが落ち着いたのを見計らってギターを置いた。
「櫻井さんは今日は個人的に取材に来られました。だからみんなはテレビには映りませーん。」
ヨシオ先生は、子供たちに説明した。
「じゃあ櫻井さん、一言あいさつを。」
ヨシオ先生が、またジャジャンと弾いた。
「えっと…、こんにちは。櫻井翔です。本日はこの寺子屋の取材に来ました。現在の中学生の学習の現実を知るべく…」
話の途中でまたギターが鳴った。
「長い!しかも堅い!」
ヨシオ先生が突っ込んだ。
子供たちがどっと笑った。
「取材って、私テレビに出るの?」
子供たちは口々に俺に話しかけた。
一度に全員が好き勝手に話すから、何言ってんのかわからない。
その時、ジャジャンとギターの音がした。
みんな一斉に静かになった。
ヨシオ先生がアコースティックギターを鳴らしていたのだ。
しばらくジャカジャカ鳴らしていた。
いきなりすごい速弾きをしだした。
子供たちは「おおー」と声を上げてヨシオ先生のギターに見入った。
ヨシオ先生は、子供たちが落ち着いたのを見計らってギターを置いた。
「櫻井さんは今日は個人的に取材に来られました。だからみんなはテレビには映りませーん。」
ヨシオ先生は、子供たちに説明した。
「じゃあ櫻井さん、一言あいさつを。」
ヨシオ先生が、またジャジャンと弾いた。
「えっと…、こんにちは。櫻井翔です。本日はこの寺子屋の取材に来ました。現在の中学生の学習の現実を知るべく…」
話の途中でまたギターが鳴った。
「長い!しかも堅い!」
ヨシオ先生が突っ込んだ。
子供たちがどっと笑った。