アスタリスク【ARS.O】
第13章 ギター寺子屋【翔】
「夜の10時まで、ユウと妹と二人か?」
「うん、うちお父さんいないから。私がご飯作ったり、お母さんがスーパーの見切り品買ってきてくれたり…。」
「そっか…。」
俺はそう言うのが精一杯だった。
その時、向こうの長机で取っ組み合いのケンカが始まった。
男の子二人が、殴りあいをしている。
すぐさまヨシオ先生が飛び込んだ。
アキさんも二人の間に割って入って引き離した。
ヨシオ先生は、男の子のグーパンがアゴにヒットした。
アキさんは髪を引っ張られてブチブチと抜ける音がした。
俺は、足がすくんで動けなかった。
体を硬直させて、見ているしかできなかった。
二人を部屋の端まで引き離し、ヨシオ先生とアキさんが話を聞いている。
興奮しながら、男の子は何かを訴えている。
「あいつが俺の肉を取ったんだ!」
「うん、うちお父さんいないから。私がご飯作ったり、お母さんがスーパーの見切り品買ってきてくれたり…。」
「そっか…。」
俺はそう言うのが精一杯だった。
その時、向こうの長机で取っ組み合いのケンカが始まった。
男の子二人が、殴りあいをしている。
すぐさまヨシオ先生が飛び込んだ。
アキさんも二人の間に割って入って引き離した。
ヨシオ先生は、男の子のグーパンがアゴにヒットした。
アキさんは髪を引っ張られてブチブチと抜ける音がした。
俺は、足がすくんで動けなかった。
体を硬直させて、見ているしかできなかった。
二人を部屋の端まで引き離し、ヨシオ先生とアキさんが話を聞いている。
興奮しながら、男の子は何かを訴えている。
「あいつが俺の肉を取ったんだ!」