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アスタリスク【ARS.O】

第15章 アスタリスク【智】

「よかったら、これから皆で飯に行きませんか?」

翔ちゃんが提案した。

「ごめんなさい、僕店があるから…。よかったらうちに来ませんか?」

ヨシオ先生が俺たちを自宅に招待してくれた。

「それなら僕も店を見られるし、翔先生たちも人目を気にしなくていいでしょ?」

そう言うと、ヨシオ先生は自宅に電話をした。

「ママ、今からお客さん連れて帰るから。アキ先生と、他の先生ふたり…。うん、よろしく。」

ヨシオ先生は電話を切ると、俺たちを連れて出た。

アキは公民館の鍵を返してからヨシオ先生んちに行くと言った。

「すぐ近くですから。」

ヨシオ先生の家は、公民館からほど近い昔ながらの商店街にあった。

ギターの専門店だった。

狭い店内には、所狭しとギターが並べてあった。

「すげぇ…。」

俺はギターはよくわからないけど、並んでいるギターの美しさに圧倒された。

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