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アスタリスク【ARS.O】

第3章 駆け抜ける毎日

紅白とカウントダウンが終わって、ようやく怒涛の日々が終わった。

俺は、部屋に帰るとベッドにダイブして、泥のように眠った。

起きたらもう夜で、テレビをつけたら俺が映っていた。

「腹減った…。」

冷蔵庫を開けても空っぽで、ビールすらなかった。

「しゃあねぇな。コンビニ行くか。」

俺は、ジャンパーをはおってマスクをつけた。

キャップをかぶろうと、手に取った。

「あ…。」

忙しい日々で、アキんちに置いてきたキャップのこと、すっかり忘れてた。

「……。」

俺は、キャップにマフラーと手袋を身につけると部屋を出た。

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