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アスタリスク【ARS.O】

第3章 駆け抜ける毎日

あれからしばらく経ち、ドームツアーも無事終了した。

相葉ちゃんの誕生日の公演では、お客さんに協力してもらってファンライトで『MASAKI』の文字を照らした。

「あ、ありがとう~!」

相葉ちゃんはすんごく喜んでくれた。

お客さんとHappyBirthdayの歌を歌って、特製ケーキの火を吹き消した。

俺の誕生日も、大阪で祝ってもらった。

『たくさんの人に祝ってもらえていいよね』

翔ちゃんが、ちょっといじけて言った。

翔ちゃんの誕生日は、ツアーには重ならないから。

『じ、じゃあ、俺が翔さんのお祝いしてあげるよ…。』

潤がもじもじしながら言ったけど、翔ちゃんはチラッと潤を見ただけで新聞を読み始めた。

ニノは、ゲームのレベル上げが上手くいったみたいで、ご機嫌に指を動かしていた。

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