☆ラリマーの扉☆
第2章 『親友のL夫からラインで告白されました』
「T……ありがとう…でもおれさ
ボーイズラブが好きなんだ
だから、女は好きじゃないんだ」
……L夫、同性愛者だったんだ……
なら、さっきの言葉は訂正だ!
「そうか。ならわかった
おれはさりなと付き合うからさ
今後殴ったりすんなよ、わかったか?」
おれ氏……説教って。
ヤダダワー。
「わ…わかったよ!ボケナス!」
よけいな一言ついたな。
まぁいいが?
親友であることにはかわらないし。
お前はイヤかもしれんが。
それから
ほんの少し沈黙が流れた。
「あのぉ…T君、ありがとう」
「いいぞ、さりなのためならな!」
「もー、めちゃどきどきしたぁ」
「そうか、ならおれにもっとキュンキュン
してくれぇ!」
「うん!」
おれ氏、さりな捕まえました♪
『親友のL夫からラインで告白されました』 終