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☆ラリマーの扉☆

第11章 真夜中の逢瀬~終わりを告げた逢瀬~

花の狂い咲く丘の向こうには
オーロラの空

……由良、ぼくはキミを待ってる。

輝く夜空の時にしか会えない、ふたり…

荒れ狂う豪雨、雷鳴の響く夜には決して会えない…

雨が降れば、仲の良い時間は終を告げる…

……それは当たり前のことで。

「由良…どこにいる!」

闇のタキシードを身にまとうぼくと

闇のドレスを身にまとう由良…

そんな二人は実現しないのか?


もう輝く空を迎えたのは何度…

そろそろ逢瀬を重ねたっていいじゃないか…

由良、ぼくはキミを待っている…

だから今日はもう帰る…そろそろ
会いたいな…

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