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☆ラリマーの扉☆

第12章 ホスト級イケメンの秘密

─────…翌日

「キャー!白雪様おはよう!」

「おはよう」

女子たちは黄色い声を出す。

そのとき、枸橘さんが来た。

「枸橘さん」

「あ…桜井くん。なに?」

「昨日の出来事は内緒な!」

「…昨日の?あぁ…うん。
でも桜井君どうして…知ってるの?」

……枸橘さんだから言えるんだよ!

「覗き見覗き見」

「えーっ…恥ずかしい…見られてたんだ」

「うん、ごめんね」

………枸橘さんはおれのこと嫌いだろうな。

「いいけど、誰にも言わないでよ?
あの人はさ……」

「うん……あの人って?」

「放課後の教室で、女の子飼い慣らしてるんだよ…」

飼い慣らし!

誰もいない時に……

うえ~っ!初耳だソレ!

「だって見たんだよ、わたし…」

「まじ…」

「桜井君も見てみるといいかもよ…」

「…っ」

「最後のセリフは、秘密にしないと奴隷と
する……」

枸橘さんも覗き見やってたんだ…

「そうか……。わかった。ありがとう
また見てみる」

「いえいえ」

枸橘さんは去っていった。


今黄色い声を出している女子たちは
きっと知らないだろうな…

あの白雪君が
裏で女の子を調教してるということを。

「ホスト級イケメンの秘密」終

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