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☆ラリマーの扉☆

第13章 ~いやし~②

「仕事より、君優先だよ」

梨咲は少し顔を赤く染める。

「…もう。ドキドキ男」

「女の子ならもう、骨抜きにさせちゃうよ」

骨抜き…
なんて魅力的なコトバなんだろう。

「もう…見ただけで骨抜きだわ」

「そう言ってくれると、うれしい」

白月先生の柔らかい微笑みに
また心を奪われた。

「先生、またくるね」

「いつでもおいで、ハニー…」

梨咲は、自分の教室へと去っていった。

『~いやし~②』 終

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