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☆ラリマーの扉☆

第16章 狂愛王子と捕らわれしハニー3

「あぁ、どうか…あの悪夢に捕らわれぬように…お願いします」

とある王の娘、さりな。

さりなは教会に行き、悪夢に捕らわれぬように祈った。

……あの、夢の中の狂愛王子に。

二度と捕らわれたくはない。

創世世界から逃げてきたと
いうのだから……

「その悪夢が終わると
思っているのかい?」

後ろから聞こえた、聞き覚えのある声…

あの、狂愛…王子が目の前にいる……

「え…あっ!なんで…」

殺して、脱出したはずなのに!

なんなの…

「どうして…」 

「ふふ、さりな…ここにいたんだね」

王子はさりなの肩に手を置いた。

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