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☆ラリマーの扉☆

第18章 オレ様王子と感情薄き王女  ~脱出~

……破滅都市の王女、ホルリ。

ホルリをようやく捕まえたぜ。

あの都市ではもう失踪したことになる。

だからもうどこを探しても決して見当たらない。

ホルリはオレの王女…

逃がしはしない。

甘い契約に従い───…

クラリとするように。
君の心をも、甘くする…

「ホルリ…」

ホルリは眠くなってしまったようだ。

「眠いわ…あぁ
紅茶に何を入れたの…」

「溺れなさい、眠りなさいオレの王女……」

睡眠薬を入れたというのが正しい。
でも紅茶の中には心を安定させてくれる成分が入っている……

「やっ…な…に」

王女はパタリと倒れるように眠った。

オレをひざまくらにして。


可愛い、ホルリ……

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