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☆ラリマーの扉☆

第4章 貴方から逃げて


はやく……

はやく……

逃げなくちゃ。

真夜中の3時、百合子は逃げようと考えていた。

この男から、解放されるために──


隣で眠る男は
いびきをかいて寝ている。

どうか……

どうか……

寝ているうちに、見つからぬように

百合子は静かに
祈った……

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