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☆ラリマーの扉☆

第23章 流星と金星飴

身も心も砕かれるのはイヤだ。

つらいの他になにがあると言う─────…

「ねぇ、神咲リンネ。ドウシテナノ…」

こんなにもつらくなかったはず
私は学校が楽しかったはず。

だよね─────…

そう、だよね─────…?

私の悩みはよく分からないけど
心の塊があるのだと思う。

───…人との実力や学力。

考えられるとしたらコレ。

笑われたりいじめられたりとかはない

でも差がありすぎてどうにもならなかった。

みんなは勉強が分かるのに私はダメだった。

数学がダメなのだ。

みんなは理解して時には間違え、正解する。

それにくらべて私は
理解も出来ず、カゴの鳥────…

見守るだけ。

数学の宿題なんて考えもしない
仲の良い友達に見せてもらっている。

そんな生活。

そんな差。

むなしくて学校行きたくない

理解出来ずな私はスマホいじってりゃいいんだ!

もう投げやりでいたい

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