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☆ラリマーの扉☆

第23章 流星と金星飴

いいの、理解出来ずな私に未来なんてないんだから────…

縁、運なんて現実には存在しない

ああ、なにもかも─────…

「幻想であればいいのにな」

頭悪いんじゃないよ
理解デキナインダヨ

解説なんてしても何言ってんのか分かんない

理解不能の世界に立たされる、数学の時間は
……。

数学できなきゃ就職も不可能だよね、あぁ

……つらい、つらすぎるよ

でも、大人になれば全員就職するの…?

私置いて。

置いてかれるのは当然

でもさ…

誰もがみんな就職するわけじゃないよね

リンネはただただ涙を流した。

現実を嘆くリンネ。

もうだめなのかもしれない。

と…リンネのなかでは思っていた。

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