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☆ラリマーの扉☆

第26章 チナミの秘密

「さっさと出て行ってちょうだい」

そう言うお嬢様。

お嬢様は一人が好き。

「なぜですか?」

いつも理由なく追い出されるが聞いてみたい…。

何も言わず、パタンと閉めた。

このお嬢様は、出て行く以外は優しい。

この出て行くに、何の意味があるのだろうか。

理由無しではやっぱ気になってしまうな…


ぼくは実は
お嬢様に恋心を抱いている。

恋のマグマが吹き出しそうなくらいな…

優しいときは顔が赤くなって
お嬢様から「どうしたの?」って 
聞かれてしまうし……


ちょっと…
これは外の空気を吸ってこようかな。

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